2018年5月25日金曜日

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色覚補正メガネについて知りたい人がわかりやすくアクセスできるように、ブログの内容を整理して目次にしました。


色覚補正メガネ購入編



使用感


なんとなく

2018年5月24日木曜日

美美ピンクというサングラスを色覚補正メガネ代わりに使ってみた。

超久々の投稿です。


東海光学という会社から「美美Pink」というサングラスが販売されています。


「特別なピンクの波長がキレイを刺激」なんてキャッチコピーで売られています。
キレイを刺激するかどうかは、いいのですよ。
色覚補正用として使えるかどうかが興味の対象。

今でも色覚補正メガネをちょくちょく使っています。
このページに、ダルトンで買った色覚補正メガネの写真を載せています。



解りにくいですけれど、ピンク色のレンズです。
この「美美Pink」というサングラスもピンクです。

これって上手くいくと使えないかなとという発送で、ここは人柱となり買ってみなければと買ってみました。
メガネの上からでも装着できるオーバーグラスタイプを購入

「美美Pink」のパッケージ


キャッチコピーからもわかるように、完璧に女性のみを対象としたパッケージデザイン。

「美美Pink」メガネケースもピンクの袋
付いているメガネケースの袋もピンクの女子仕様

レンズはしっかりしたピンク

レンズもキッパリと「ピンク」でした。
これを掛けるとちょっと目立ちますが、ダルトンの色覚補正メガネのように表面反射のギラギラがなく、それよりは目立たないかと思います。

見え方の感想

結論からすると、とても良いです。
8万円もするダルトンの色覚補正メガネは、高価なだけあって取扱いに気を使いますが、この美美Pinkは、送料込みで14000円弱と安い分取扱いも気軽です
オーバーグラス形式なので、簡単にメガネの上からも使えて便利
(オーバーグラスではないタイプもあります)

メガネを使うようになってから、ダルトンの色覚補正メガネを、眼鏡のクリップオンに改造しましたが、ダルトンの色覚補正メガネはレンズ表面の反射が強いので、眼鏡に重ねると反射光がギラギラしてとても見にくいので、正直使うのが嫌になっていました。

美美Pinkだと、そのようなレンズ表面反射があまりないので、快適に使えます。


色の見え方

ピンクのレンズを使って補正する色弱の人には良いと思います。

私は、石原式色覚検査表の特にこのタイプが見えないのですが、ピンクのレンズを付けるとはっきり見えます。

この図が見えない人は、私と同じように「美美Pink」の効き目があるかもしれません。

より正確に確かめるには、ピンクのセロファンを買って、それで石原式色覚検査表をネットで探して、どういう感じに見えるのかを確かめればよいと思います。

より簡易的な方法で試すには、文法具店などで売られている暗記用の緑と赤のチェックシートを使い、赤のシート越しに見て、石原式色覚検査表の正答が増えるなら、「美美Pink」は使える可能性が高いです。緑のシートでよく見えるという色弱なら効果はないでしょう。

「美美Pink」には、ダルトンの色覚補正メガネのように、色に種類がないので、自分に最適なものを選べないのは欠点ですが、運良く使える範囲の色弱の人にはとても良いです。

私にとっては、「少しピンクが濃いかな」と思いましたが、しばらくして目が色順応した後は、白のものは白く見えるし、赤い色は映えて見えると問題はないです。
チェックシートの赤を使えば式各県差表をクリアするのは楽々ですが、見るもの全てが赤みかがってしまいます。オーバー補正のわかり易い例です。これでは意味がありませんよね。私が目安としたのは「白いものが白と認識できる」程度の補正ならばよいのかなと思っています。というわけで、私にとって「美美Pink」は合格です。

参考までに、美美Pinkを掛けて、石原式色覚検査表を使って確認したら1ミスくらいになりました。補正なしだとミス多数です。ダルトンの色覚補正メガネでは、全部正解になります。

色覚検査表のミスは残りますが、色は十分見えるようになることと、手軽に使えるのと、ダルトンメガネのようにギラギラしないのでメガネと重ねても見易いという利点も多いので、これは買ってよかったなと思っています。




2016年10月9日日曜日

色覚補正メガネを掛けて映画「君の名は。」を観てきました。

アニメ映画のような色使いは、色覚補正メガネの効果がはっきり現れます。

今話題の映画「君の名は。」も色覚補正メガネを掛けて観てみました。


私の場合なのですけど、赤とかピンクなどの色成分が見にくいので、赤味掛かった色をこの色覚補正メガネを掛けて観ると一番感激なのですが、風景描写の背景に緑が多かったので感激はそんなに・・・・

でも、私の場合は、緑が多い緑の感受性が強すぎるので、嫌になるので、やっぱ掛けて観てよかったなと思います。

上の感想は、あくまでも色覚補正メガネによる色の変化としての感想です。

ちなみに、この映画自体は、すごく良かった。


言いたかったことは、
色覚補正メガネの原理をすごく簡単に説明します。
で、「室内のように光が少ないと使用しづらい」と書いたのですが、映画を観るのは全然問題ないです。

映画の場合は、暗いのは周りだけ。スクリーンは結構明るいので、十分色の補正効果が堪能できます。


色覚補正メガネの原理をすごく簡単に説明します。


すごく簡単な原理の説明です。

人間の目には、RGB(赤、緑、青)の光の3原色を見分ける細胞があります。

色覚補正メガネの原理
色覚補正メガネの原理


色覚正常というひとは、一番左の図のように3原色がバランスしているわけですね。


で、正常ではない人はというと、例えば真ん中の図のように、3原色のバランスが正常な人とは異なるわけです。なので色の見え方が違います。

真ん中の図では、緑が強く見えて、赤が一番弱く見えるので、緑をかなり弱くして、青を少し弱くして、右の図のように赤緑青のバランスを正常色覚と同じようにしてあげれば良いわけです。

このように光の色を調整するフィルター(色レンズ)を目の前に置けばいいわけですよ。

そうすると、目を通して見る光は、正常のな人と同じバランスで見えることになります。

でも、色レンズでは、光を減らすしかないので、この方法でバランスさせと、全体的に暗くなってしまうという欠点があります。

明るいところではよいですけれど、室内のように光が少ないと使用しづらいですね。


色レンズを選ぶために、各色の光の感受性を測定してレンズを作るなどすれば、大変面倒(*)なことになるので、私が色覚補正メガネを買ったダルトンでは、正常な人と同じように色覚検査表が見えるようになるレンズを選ぶようにしていました。


* 色覚補正メガネを医療器具とすると、測定器なども医療機器の基準で厚生労働省の認可が必要となるそうです。
普通のメガネのようにたくさん売れるものなら、検査機器もたくさん売れるので開発コスト(認可ために必要な費用も含む)は、販売できる多くの機器の数に割れるので安価になるのですが、数が売れない色覚補正メガネで高額の検査機器を開発すると、とてもコストが高くなってしまうそうです。

2016年1月23日土曜日

今でも色覚補正メガネをちょくちょく使っています。

高いお金を出して買った色覚補正メガネですが、
ハッキリ言って、最近は色覚補正メガネをほとんど使っていません
なんでいう記事を昨年の3月に書きました。

でも、不要になったわけではありません。

色見の記憶というものがあるのでしょう、このメガネを掛ける前には感じることができなかった色を感じることができます
このメガネが無くてもです。

でも、あればもっとハッキリと見ることができます

たまには、色覚補正を掛けてみて、ハッキリした色を見ることが、色見えの記憶が強化されるのかと思います。
いや、忘れるのを防ぐことができるのかもしれませんね。


色覚補正メガネをあまりかけなくなった理由の一つが、メガネを掛ける必要が出てきたこと。
そうすると、メガネの上にこのサングラスのような色覚補正メガネを掛けることができません。

なので、自然と億劫になって、色覚補正メガネの使用頻度が減りました。

これから買う人に助言

これから、この色覚補正メガネを買いたいという人に、助言です。
高いレンズですから、いくつも作ることはできないでしょう。
メガネが必要ななったらどうしますか?
度入りの色覚補正メガネはありませんよ。

ダルトンでは、色覚補正メガネのレンズを売るだけ。
これをメガネ屋に持って行って、好みのフレームに入れてもらうという感じですね。

色覚補正メガネ、特定の波長の色を吸収させるように作っているため、サングラスのミラーレンズのような感じです。
色覚補正メガネ、特定の波長の色を吸収させるように作っているため、サングラスのミラーレンズのような感じです。


色付きのレンズをフレームにいれると、サングラスのようになるのですが、ちょっと待ったです。

メガネが必要になることを考えて、メガネのフレームにクリップオンのような形で装着できるタイプに作ると良いと思います

こうしておくとメガネを掛けた時にも使えますから、使える頻度は増えますね。


私は、最近、視力(というか視力は補正してなくて、乱視だけ補正なんですけど)をコンタクトレンズで矯正しています。

コンタクトレンズなので、その上からサングラス状の色覚補正メガネをまた使えるようになりました。

やっぱ、使えるなら使えたほうがいいですものね。

2015年10月3日土曜日

色覚補正眼鏡、案外違いがあるのはスマホの画面だ

普段はあまり使わなくなっている色覚補正メガネですが、ちょくちょく、一般の人の色見はどんなのかなと確認したくなって利用します。

色弱補正メガネ、緑色を減色しているのでその補色であるピンクがかって見えます。普通の人が掛ければピンクの世界に見える色眼鏡ですな。


特に、空きは、道路並木が徐々に色づいていって綺麗な季節ですからね。
綺麗なものは味合わなければ損だから(笑)

とはいえ、まだまだ街なかで紅葉を見るにはちょっと早い、と、ふと気づいたのが毎日見るスマホの画面

至る所に赤やピンクやオレンジが使われています。

「こんなにスマホの色って鮮やかだったのか」と身近なことに驚きを感じる。

いやいや、まだまだ、いろいろな発見ができそうですね。

2015年3月16日月曜日

ハッキリ言って、最近は色覚補正メガネをほとんど使っていません

久々の更新です。
ハッキリ言って、最近は色覚補正メガネをほとんど使っていません。

以前、

見える色が変わった気づいたこと・・・ピンク色

などという記事を書きました。


確かに、補正メガネをかけると色鮮やかに見えます。

しかし、変わりました。

鮮やかに見えなくなったわけではありません。

どう変わったかというと、補正メガネを掛けなくても、今まで見えなかった色が見えるように変わりました


この秋は、裸眼(色覚補正メガネ)無しで紅葉が見えた

この前の秋くらいから気づいたことですが、それまでは秋の紅葉というものは私には無かった。

木の葉というものは、緑であって、多少緑が薄くなって、そのまま散っていく。
散った葉の色は茶色だ。

これがこれまでの認識でした。

なので、私に「紅葉」というものは無かったのです。

それが今年の秋には紅葉があった。色覚補正メガネ無しでです。凄いことだと思う。


桜の花の写真はピンクに見える。これまでは「桜の花は白」でした。


街なかでピンクの色を見かけても、これまで気付かなかったピンク色に気がつく時があります。



なぜこんなことが起きたのでしょうか?


考えてみました。

人間というものは、目の網膜に写ったものをそのまま「認識」しているのではないそうです。

網膜に写った光の情報を、記憶を交えて解釈した結果が脳で「認識」されるようです。

見えているはずなのに認識されないことは、写真の一部が徐々に変わっていった時に多くの人が変化に気づけないことを利用した、有名な茂木健一郎先生の「アハ体験」などがありますね。

これなどは、見た絵や写真を記憶してしまい、変化がゆっくり過ぎると「変化なし」と認識してしまうことで、変化に気づくことができないのでしょう。


色覚補正メガネを掛けるまでは、鮮やかなピンクや、桜色のような淡いピンクなどを「認識したことがありません。」
ところが、色覚補正メガネを掛けたことで、いろいろな色を見ました。見分けました。認識して感激して楽しみました。

それが記憶になったのでしょう。

私の場合は軽度の色弱であり、「色の違い」というのは網膜には入っているのでしょう。でも、僅かな色の違いを認識するための記憶がなかったということなのでしょうね。

色覚補正メガネを掛けたおかげて、今まで、裸眼では見て感じることが無かったものが、多少なりとも認識できるようになったわけです。

もちろん今でも

高い買い物ですが、買って良かったと思います。
もうろん、積極的に鮮やかに見たい。絶対に鮮やかに見たい。という時には色覚補正メガネを使いますよ。