2013年12月2日月曜日

見える色が変わった気づいたこと・・・ピンク色

普通の人より、緑が強く(明るく)見える素晴らしい色覚を持っている(*)ため、赤系の色は薄く見えてしまいます。


個人的には、赤って好きな色だったりして、
赤はなぁぁぁ」と思うところには、「薄い赤」にしよう、
とか、アホのことを思ったりするものです。


薄い赤というのは、普通にいれば「ピンク」という色なのですが、
私には、ほとんどの場合「凄く薄いピンク」に見えたり、
そもそも「白と見分けがつかなかったり」するのですな。
桜の花を「白」と見てたくらいでから → 「今年の桜は綺麗です


色覚補正メガネを掛けると、
赤や「ピンク」も鮮やかに見えます。

これまでは、
「ほとんど白っぽいピンク」と思っていた物が「しっかりピンク」だったり、
「薄いピンクだろ」と思っていた物が「思いっきりピンク」だったり

と、ここで気づいたこととは・・・


これってちょっと「恥ずかしいんじゃないか」と思う物が沢山あります(汗)。


やはり、多数派の人がどういうふうに色を見ているのかを知れるのは面白いですね。


* 色弱もこう書くと極めて前向きだなぁぁぁ
 所詮、色の見え方の違いなだけじゃ

2013年11月13日水曜日

色覚補正メガネで、初めて見る紅葉

今年の秋は、特別な年ですね。

色覚補正メガネを作って、初めての秋です。

これまでの紅葉への思い


秋には紅葉となって、木々が紅く色づくということは「知識として」は知っていました。

確かに、山に行くと、いくつかの木は紅い。

でも、これまでに「わぁーーー、すごいっ」と感動したことは皆無。

だって、山はほとんど緑で、ポツリポツリと紅い木が混じっているという状態なんだから、

正直、
「なんだ、こんだけじゃん、あまり変わんねぇな」
と思ったりしてました。

私の目には、緑が強く見えるので、少々紅くなっても(普通の人にはしっかり朱なのですが)、ほとんどは「緑」or「黄緑」にしか見えません。

色覚補正メガネを掛けて紅葉を見てみた

さてさて、色覚補正メガネを通して、緑の光を減らして見ると、なんとなんと、公園の木も色とりどりではありませんか。

メガネを外したり付けたりして比べると、違いがよくわかって面白い。

これまで、単なる黄緑だったものが、紅色ですよ。
あれも、これも、それも、ここにも・・・
(もちろん、緑のままのものは緑のままです。)


正常な人へのためのシミュレーション


私には、こんな感じで見えています。たぶん。
(赤50%、緑100%、青60% に補正)

緑と黄緑の木しかありません



色覚補正メガネを掛けると、こんな感じ(正常な人が普通に見る感じ)

真ん中付近と、左端に赤くなっている木があるのですね。
私にとっては大発見ですよ。

2013年9月19日木曜日

「色覚異常の中高生、半数気づかず進学・就職」(読売新聞)・・・やっぱり色覚検査はしてくれたほうがよいな。

読売新聞に

色覚異常の中高生、半数気づかず進学・就職

という記事がありました。

この記事に、
かつては小学校で検査が行われてきたが、差別につながるなどの理由から、03年度以降、学校保健法上の必須項目から削られて任意実施となった。
と書かれているのですけれど、やはり色覚検査はしてくれたほうがいいなと思います。


本当に差別につながるのだろうか???
私は疑問です。

そりゃ、色が判別できない(*1)と安全上の問題のある職業もあるでしょう。
例えば、パイロットのように。

でも、これらは、区別であって差別ではないと思うのですよ。

パイロットには、色覚だけでなく、身長の制限もありますし、体重の制限もあります。(*2)
身長なんかは、後天的な要因より、やはり遺伝でしょう。
本人の努力で決まるものではないので。

でも、身長で就職差別があるとは言いません。
色覚についても、職業により区別こそあれ、差別とは考えなくてもいいのではないでしょうか?

色覚もひとつの個性ですから、個性に応じて、力を発揮できる職業を選んでいくしかないのだと思いますよ。


おそろく、色覚異常の「異常」という表現に問題があるのでしょうね。
多数派の色覚を「正常」と表現するから、そうでなければ「異常」になるわけで、「普通に生活できてーているのに、なぜ『異常』と言われなければいけないのだ」
という気持ちも人も多いのではないでしょうか。(*3)

色覚に対する表現を、「正常」という言葉からそもそも見直すほうがいいのではないでしょうか。


*1 多数派である人と、同じような色の判別ができないだけという表現が正確なのかもしれません。
 でも、多数派の色彩感覚を基準に、安全器具などを設定している場合があることも事実ですから。

*2 私が受けた頃の自衛隊のパイロットにはありました。男子155cm以上とか

*3 私もかつてはそう思いましたが、歳を取るとともにあまり思わなくなりました。

2013年8月25日日曜日

緑を落とせば緑がよく見える

変な話かもしれませんが、私の使っている色覚補正メガメは、

緑・・・50%くらい減
青・・・20%くらい減

のものを使っています。

これだと、少なくした補色が見えるわけで、
すなわち、普通の人がかけるとピンク色がかって見えるわけです。

これをかけると、緑の中にあるピンクとか赤がはっきり見えるようになります。

緑と青を減らすということは、逆にいわば補色であるピンクを強調するということにもなりましょうか。
このメガネをかけると、普通の人は、全てがピンクの世界になるのだそうですが、私がかけると、白いものは白く見え、ピンクのものはピンクに見えます。
ちなみに、このメガネを外した瞬間には、ピンクの補色である緑がかって全体が見えます。これが補色残像というものなのですね。まあ、数秒程度で補色残像は消失しますけれど。


でも、もう一つ。
緑色の濃淡がはっきり見えるようになった。
こともあります。

緑を50%減らして、緑の濃淡がハッキリ見えるとは不思議に思えるかもしれませんね。

緑の感度が良すぎるということは、暗い緑も明るく見える。
写真で言えば、露出オーバーで、白もグレーも白飛びして白く見えるような状態。

濃い緑(暗い緑)も薄い緑(明るい緑)も、全て明るい鮮やかな緑です。

これを掛けて、緑を見ると、暗い緑と明るい緑の濃淡がハッキリ見えるようになりました。

色覚正常の人にわかってもらえるように、逆補正してイメージを作ってみました。

これが正常な状態
後ろの緑にも濃淡がありますね。

これが、私が見ている状態
全体が緑がかって見えますね。
そして、緑が明るく、暗い緑が見にくい。
色覚補正眼鏡をかけると、この状態が上のように見えるのです。

素晴らしいですね。

2013年6月4日火曜日

今年のサツキは綺麗ですね

なんの変哲もない、ただのサツキの花です。

ところが、この配色
緑の葉の中に、ピンクの花・・・

色覚検査表かぁ、こいつぅぅぅ

というような植物です。

私から見ると、緑が明るく見えて、赤やピンクが薄く見える
なので、さつきの花って、「目立たない花」なのですよ。

それが今年は違うのですよ
色覚補正メガネのおかげで・・・・

これをかけると、緑が暗く見えます。
で、赤系の色が明るく映えて見えます。

おおおっ、サツキって、ちゃんと綺麗な花なんじゃないか

生まれてはじめて感じる、サツキへの褒め言葉




2013年5月5日日曜日

六本木ヒルズの森美術館に行って来ました

六本木ヒルズの森美術館に行って来ました。

サングラスっぽく見える色覚補正メガネですが、そんな傍から見た見栄えなど気にすることもなく、しっかり見て来ました。

まあ、サングラスではないのですが、やはり暗くなるのは欠点かなぁぁ
美術館とか、もともと明るくはないので、暗い印象になりますね。

でも、やっぱ、色を見た感じが違います。



見たのが「六本木ヒルズ・森美術館10周年記念 LOVE展」なもので、ピンク系の色は重要な要素ですからね。



このメガネをかけると、本当に色鮮やかです。



高い買い物ですが、やはり買ってよかったなと、自己満足。

2013年4月20日土曜日

「色覚補正コンタクトレンズの製造方法」という特許もあるんだね

色覚補正メガネを購入して、新しい色の世界を楽しんでいます。

でも、欠点としては、メガネが目立つ。
度付きにできない。

などということが挙げられます。


いっそのこと、コンタクトレンズになれば気軽(?)でいいのに。

いやっ、コンタクトレンズが気軽かどうかはわからないが、
少なくとも目立たないだろう。

目立つの嫌なわけではなく、平気で通勤に使ってますし、
職場でも、言いふらしながら使ってますけど

コンタクトもあればいいなぁぁぁ

コンタクトがあれば、バレないように装着して、石原式色覚検査表をパスして
後は、ノーマーク・・・
だって、色覚検査なんて、一度っきりしかしないものね。


まあ、これだけ、色覚異常の職業制限が緩和されてきている時代、
未だに制限が残っている職業は、
やっぱ、本当に都合が悪いのですよ、
コンタクトで採用試験とか、免許の試験とかを誤魔化そうと考えてはダメですよ。

ダメ元でも、正面突破を試みましょうね


さて、世の中には
色覚補正コンタクトレンズの製造方法
なる特許が出願されています。


2013年3月24日日曜日

色覚補正メガネを掛けて渋谷の街を歩いてみた


この日は、色覚補正メガネを掛けて渋谷の街を歩いてみました。

とにかく「赤」が鮮やかに目に飛び込んで来ます。

そして、「ピンクって、こんなに綺麗な色なんだね」と思っちゃいました。

街にはたくさんのピンク系の看板がありますからね。
これまで、ピンクは、色が薄いというか、グレーっぽく見えてしましたので、驚き驚きです。

あと、ベージュ色のコート

これまでは、女性が来ているベージュ色のコートって、全部同じ色だと思っていました。
並んで歩いている女性を見ると、全部色が違ってました。

そうなんだ~、新たな発見です。

2013年3月23日土曜日

桜の花って、今まで白だと思ってました。今年の桜は綺麗です

今年の桜は咲くのが早いですね

そして、今年の桜はひときわ綺麗です

通勤途中で、桜がありますから、今年は色覚補正メガネを掛けて通勤しています。

桜の花って淡いピンクなのですね。初めて知りました。

これまで、桜の花は白だったのですよね。
白い花びらがいっぱいで綺麗は綺麗だけれど、
どうしてこんなに人が集まるんだぁ・・・
と思っていました。

淡いピンク・・・桜色の花、綺麗です。



2013年3月21日木曜日

使ってみた感想・・・ピンクがしっかり


色覚補正メガネのレンズですが、
私の場合は、緑が強く見えるようなので、緑を大幅にカットするものをチョイス
(実際は、レンズの色を選んだだけで、そのレンズは緑をカットしているというだけのことなので、選び方は逆ですが。)

緑をカットするので、レンズはピンクというか紫というか、そんな色になります。
(正常な人が言うには、ピンク。私が言うにはうす紫)
レンズに光が反射するため、ちょうどミラータイプのサングラスっぽく見えます。
レンズがピンクから紫なので、そんな感じ色のミラーサングラスって感じですね。


メガネを掛けて、メガネを通してみると、最初は、全体が紫がかって見えました。

でも、数分すると慣れてきて、「それが普通」に感じられます。
できるだけ広い白の壁などを見ながら、「これが白」と思っていれば、
きっと脳も学習して慣れるのでしょう「違和感なく白」と思ってしまいます。


そして、何がすごいかと言えば、これまで白と思っていたもの・・・例えばサクラの花とか・・・が綺麗なピンク色ですよ。
薄いピンクと思っていたものが、しっかりピンク、
赤は鮮やかになりました。
空の青も濃いっっっ。


女性の顔を見ると、ピンクのリップが映えて見えるし、チークの色も見えます。
おおおっ、女性ってこんなに綺麗だったのか(^^;)



そして、メガネを外した瞬間は、全体が緑っぽく見えます。
色の残像で補色である緑が見えちゃうのですね。
でも、数分で慣れて、元の普通に見えますけど。

色覚補正メガネの原理の、すごく簡単な体験法


色覚補正メガネの原理の、すごく簡単な体験法

色フィルターの効果のすごく簡単な実験方法をご紹介しましょう。

文房具屋さんで売っている赤と緑の諳記用シート(チェックシートTM)とかを用意して、ネットで色覚検査表を探します。

例えば「【色盲検査】 テスト用画像・表:【DTM速報】 @Disordered Studio


そして、(色弱の多くの人)は赤のフィルター越しに色覚検査表を見てみて下さい。

くっきりと文字が浮かんで見えたでしょう。

まあ、ここまで濃い赤のフィルタを使えば、世界は真っ赤になっちゃいますから
色覚補正メガネは、ちょうどいい色のフィルターを通しましょうということですよ。

色覚補正メガネを購入時の状況です


まずは電話で予約、予約時間に待ち合わせ。

電話で予約して、指定された時間に行きます。

場所は、JR浅草橋駅からすぐ。
予約時間に待ち合わせ場所の浅草橋駅に着いたら電話します。

電話をするとすぐに迎えに来てくれます。


マンションの一室にて、色覚検査表とか、バソコン画面を見ながらレンズ選び

場所はマンションの一室です
テーブルとパソコンが有りました。

説明を聞いたあとで
パソコンで、色を補正した色覚検査表を見ます。

何種類かの色覚検査表を見て、レンズの色の目星をつけます。

レンズの色は18種類あるのだとか。(赤緑色弱以外の青色弱用にも18種類くらいあるらしい)


目星をつけたレンズを数種類出してくれまして、
レンズを通して、色覚検査表とか写真とかを見て、どの色のレンズが良いか考えます。

外に出て、外の光でいろいろなものを見てみます

次に、外に出て、
自動販売機、ポスター、空、本屋の本、
洋服屋さん店頭のドレス
など、いろいろなものを見てみて、どのレンズが良いか選びます。

ここで止めるか、そのまま購入するかは自由ですね。

なんたって高いものですからね。

レンズを購入したら、別途メガネ屋さんで、フレームを購入して入れてもらう。

ダルトンメガネセンター東京では、レンズだけの販売なので、
レンズを買って、行きつけのメガネ屋さんに行くのもよし、
近所の眼鏡屋さんを紹介してもらうのもよしです。

私は、ダルトンさんの近所のメガネ屋さんでフレームを購入してレンズを入れてもらいましたが、レンズだけを購入して、JINSでもZoffでも、その他好きなところに行って選んだほうが種類も沢山あって、安いかもしれませんね。
(2013/09/21追記)






2013年3月20日水曜日

色覚補正メガネを購入


色覚補正メガネ・・・体験というか購入

まだ医療器具という扱いではないので、サングラスのような雑品扱いです。

わたしが行ったのは「ダルトンメガネセンター東京」というところ。

電話で予約をして行けば、どんなものか説明してくれて体験出来ます。
説明を聞いて、レンズの色を合わせて、それを持って近所でいろいろなものを実際に見てみるということをするので、時間は2時間ほどかかります。


色弱などであることを隠したい人が多いようで
他の人と鉢合わせならないように、時間間隔をあけて、完全予約制でやっているようです。


気になるお値段は


お値段は、消費税込みでレンズ代73500円
近所の浅草橋メガネさんでフレームを購入して、レンズを加工してフレームに入れてもらうのに10000円
計83500円掛かりました。

少々お高いのですが、少し高いメガネなら5万円とかすることも多いのだから、まあいいかなぁと思います。
もっと普及して量産化されれば、安くなるのだろうけれどね。
3分の1の20000円台ならお手軽、せめて半額の40000万円くらいで収まれば、もっと普及するのでしょうね。

いや、でも、色覚で悩んでいる人ならば、買いでしょう。今の値段でも。
買っちゃいました。



次回は、購入時の状況ですね。