久々の更新です。
ハッキリ言って、最近は色覚補正メガネをほとんど使っていません。
以前、
「
見える色が変わった気づいたこと・・・ピンク色」
などという記事を書きました。
確かに、補正メガネをかけると色鮮やかに見えます。
しかし、変わりました。
鮮やかに見えなくなったわけではありません。
どう変わったかというと、
補正メガネを掛けなくても、今まで見えなかった色が見えるように変わりました。
この秋は、裸眼(色覚補正メガネ)無しで紅葉が見えた
この前の秋くらいから気づいたことですが、それまでは秋の紅葉というものは私には無かった。
木の葉というものは、緑であって、多少緑が薄くなって、そのまま散っていく。
散った葉の色は茶色だ。
これがこれまでの認識でした。
なので、私に「紅葉」というものは無かったのです。
それが今年の秋には紅葉があった。色覚補正メガネ無しでです。凄いことだと思う。
桜の花の写真はピンクに見える。これまでは「桜の花は白」でした。
街なかでピンクの色を見かけても、これまで気付かなかったピンク色に気がつく時があります。
なぜこんなことが起きたのでしょうか?
考えてみました。
人間というものは、目の網膜に写ったものをそのまま「認識」しているのではないそうです。
網膜に写った光の情報を、記憶を交えて解釈した結果が脳で「認識」されるようです。
見えているはずなのに認識されないことは、写真の一部が徐々に変わっていった時に多くの人が変化に気づけないことを利用した、有名な茂木健一郎先生の「
アハ体験」などがありますね。
これなどは、見た絵や写真を記憶してしまい、変化がゆっくり過ぎると「変化なし」と認識してしまうことで、変化に気づくことができないのでしょう。
色覚補正メガネを掛けるまでは、鮮やかなピンクや、桜色のような淡いピンクなどを「認識したことがありません。」
ところが、色覚補正メガネを掛けたことで、いろいろな色を見ました。見分けました。認識して感激して楽しみました。
それが記憶になったのでしょう。
私の場合は軽度の色弱であり、「色の違い」というのは網膜には入っているのでしょう。でも、僅かな色の違いを認識するための記憶がなかったということなのでしょうね。
色覚補正メガネを掛けたおかげて、今まで、裸眼では見て感じることが無かったものが、多少なりとも認識できるようになったわけです。
もちろん今でも
高い買い物ですが、買って良かったと思います。
もうろん、積極的に鮮やかに見たい。絶対に鮮やかに見たい。という時には色覚補正メガネを使いますよ。